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ダムは巨大なBCP装置(3) 再生可能エネルギー
ダムは巨大なBCP装置 貯水で再生可能エネルギー
水力発電設備のあるダムはダム湖に貯まった水を放流してその水圧と流量で発電機を回しています。ダムの個々の発電量は大きくないけど、二酸化炭素を排出しない立派な再生可能エネルギーを作っています。
BCPを語るとき、小規模発電と充電のベストミックスは大切です。ダムの水力発電の他、太陽光、風力、地熱、EV(電気自動車)、バッテリー、フライホイールなど、さまざまな電気エネルギーがあります。それをどう補完、組合わせていくか。そのポートフォリオ(組合せと比率)がこれからのVPP(Virtual Power Plant)発展のキーになります。
小さなエネルギーでも上手く補完し合えば、持続可能な大きなエネルギーになるのです。
VPP(Virtual Power Plant):
地域などに点在する小さな電気(家庭の太陽光やEVのバッテリーなども含む)をそれぞれ発電機と見立てて、それらをITとセンサー技術によってつなげ、まるで一つの発電設備のように仮想化した発電所のこと。ドイツなどでは、すでに稼働、運営しています。