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モーツァルトの交響曲25番

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モーツァルトの交響曲25番

ドイツグラモフォンのCDでカールベーム指揮、ベルリンフィルで聴いた。
大きなスピーカーでなくても、ブックシェルフ型のスピーカーでこじんまりと夜に聴くとしびれる曲だ。
この25番の交響曲、聞けば聞くほど、その深さが伝わってくる。小規模な交響曲だがちゃんと4楽章あり、どの楽章も透き通った小品のような趣。
当時まだ17歳の少年、モーツァルトが現代人にも訴えるメッセージ性の高い音楽を創ったとは不思議。
この曲の完成は1773年。日本は11代将軍家斉の時代で江戸文化が円熟した時期。
ベームの25番を聴いてアンサンブルの品の良さやメロディーの響きど、音楽がもつ芸術の普遍性には驚くしかない。
今、世の中で流行っている音楽が果して250年後にどれだけ生き残っているのだろうか。

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