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旅館業はパッケージ(2) フードロス
食事の量をカスタマイズ。量より質
旅館での夕食も佳境に入り、囲炉裏の鍋を完食しました。「美味しかったー。そろそろデザートかな」と思いきや・・・・
おやっ、地元名物・麦豚の生姜焼きが出てきた。次は地元野菜の天ぷらかぁ。その次はなんと、今頃になってオプションで頼んでいた和牛ステーキが出てきた(頼んだの忘れてた)。ここまで来ると和牛の味なんか分からない。結局、最後のデザートは残してしまう。罪悪感も残ります。
もう 昭和の時代じゃない。旅館が食べきれないほどの料理を作り、食べ残し(フードロス)を助長するようなことしちゃいけない。
量ではなく質を目指した食事メニューに変えれば、あるいは量によってコースを選べるようにカスタマイズすれば最後のデザートは最高の締め括り、思い出になったのに。
日本は食料自給率がわずか40%なのに一人当たりの食料廃棄量は世界のトップ10に入る国です。廃棄された食料を集め、火力で燃やし、灰にして捨てる。この過程でどれだけの燃料を食い、二酸化炭素が発生することか。どれだけのコストがかかることか、想像してみてください。
日本人の「もったいない」精神はどこ行った。「足るを知る」をいつから忘れてしまったのでしょうか。