resilience
EVの普及で停電する
電気不足で停電が起きる
将来、日本で5,000万台のEVが普及したら、停電が発生するかも知れない。
仮説だけど、今の発電能力で、全国5,000万台のEVがいっせいに充電を始めたら、電力の供給が間に合わずブラックアウトが起こる。1台のEVの蓄電容量は一般家庭が1日に消費する電力の3日分以上だから相当な規模。勿論、いきなりEV5,000万台の普及はないし、ブラックアウトを防ぐために賢いパワーグリッドやマイクログリッドが開発され監視・制御するだろうけど、量的に不足することは間違いない。
発電量を増やすために、二酸化炭素ブンブンの火力発電所を増設するのか。山間部の集落を潰して完成まで10年かかるダムを作るのか。
最適解はまだない。
次の心配事も見えてきた。仮に発電量が増えたとして、今の脆弱な電柱で安定的に電気を送れるの?ってこと。欧米では電線の地下埋設は当たり前だからEV普及のハードルは低いけど、日本の場合は殆どが空中(電柱)送電。台風シーズンになるとブランブラン揺れる電柱の電線を見るたびに、戦後復興の中で無計画、中途半端に出来上がった日本の街に新概念のEVはどうやって普及していくのだろう。